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ママはだいたいオットレンギが好き

母の日にプレゼントしたいcookbook 2018

Junicci Hayakawa / 早川 純一
ククブク
Published in
8 min readMay 6, 2018

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大型連休も終盤になりましたが、暦の関係で今年は来週の13日がもう母の日。

ということで、この時期恒例の「母の日にプレゼントしたいcookbook」のご紹介をしましょうか。

昨年は、ぼくみずからが日本の料理本を中心に10冊をチョイスしてみましたが、

今年はボナペティ誌のウェブサイトにうってつけの記事を見つけたので、そちらを訳してお茶を濁したいと思います😁

題して、「編集部員のリアルママたちが選ぶ、母の日にオススメのcookbook 8選」。

アメリカンママたちの生の声、意外と貴重ですよ〜。

まずは序文から。

母の日ほど、ママたちが何年にもわたってあなたに贈ってきたアドヴァイスを反映する日はないだろう。なかには他よりも軽いアドヴァイスもあるかもしれないけれども。昨年、私たちは自分たちのママにキッチンでのベストtipsを訊ねた。それで今回は、一歩進んで、彼女たちにcookbookのオススメを訊くことにした。あなたが母の日にママにあげる何かを探しているのであれ、単に古いレシピを手にマーケットに来ているひとであれ、これからご紹介するのが、ポナペティのスタッフの母たちと、ひとりの母であるスタッフのオススメのcookbookだ。

ということで、1冊目はこちら。

ヨタム・オットレンギ『Plenty: Vibrant Recipes from London’s Ottolenghi』(Chronicle Books)

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アバーベイネル家では、cookbookに書かれている最後のことばは「オットレンギ」なの。『Plenty』か『Jerusalem』のページに載ってる、びっくりするほど美しくて野菜中心の料理がなくちゃ、家族集まっての食事は始まらない。母のステイシー・アバーベイネルは、甘い香りのスパイスとライム、青トウガラシを入れたバターナッツカボチャのローストや、バターミルクソースをかけたナス(表紙に載っているもの)みたいな、季節感があって目を惹く、野菜中心の料理によく助けられているの — — アリーザ・アバーベイネル、「Healthyish」編集アシスタント

『Plenty: Vibrant Recipes from London’s Ottolenghi』より

ヨタム・オットレンギ『Jerusalem: A Cookbook』(Ten Speed Press)

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ぼくの母は、ヨタム・オットレンギの『Jerusalem』が大好き。彼女は子どもが生まれる前(つまり姉とぼくがパーテーを台無しにする前)、何度も中東を旅していて、それから20年ものあいだ平日の夜はご飯を作ってくれた(パパは日曜日は自分の番だと主張して、オペラを大音量で流しながら4時間もかかって、ひとつの料理を作ってくれた)。いま彼女はまたキッチンでの情熱を取り戻したみたいで、パパを蹴って追い出して料理を楽しんでいる。もうオペラは禁止なんだ — — クリス・モロッコ、シニア・フードエディター

『Jerusalem: A Cookbook』より

クックズ・イラストレイテッド編『The Best Recipe』(Cook’s Illustrated)

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小学校のPTAのcookbookを別にすると、私のママのいちばんのお気に入りは『The Best Recipe』です。彼女はほとんど2週間に1回、チキンポットパイを作ってたわ。夏でもね — — エラハ・ノザーリ、Eコマース編集者

ヘン・オウ『The First Forty Days: The Essential Art of Nourishing the New Mother』(Harry N. Abrams)

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これは妊娠しているひとにとって本当に驚きの本なの。ほかの本が恐怖を利用して赤ちゃんの準備のしかたが書いてあるのに対して、この本は擁護的で勇気づけてくれること以外は書いてない。半分は人生の次のステージへの準備のしかたが書いてあって、もう半分はレシピが載っている。赤ちゃんが生まれてから「最初の40日間」に作る(あるいは誰かに作ってもらう)料理のね — — ジュリア・クラマー、副編集長

『The First Forty Days: The Essential Art of Nourishing the New Mother』より

アリソン・ロマン『Dining In: Highly Cookable Recipes』(Clarkson Potter)

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アリソンは親友だから、偏見じゃないかと言われれば、そうなんだけど。でも私のママも大ファンだし、これを見て作った料理の写真をアリソンによく送っているみたいだから、私はこれをオススメする — — J. K.

『Dining In: Highly Cookable Recipes』より

アイナ・ガーテン『Barefoot Contessa』シリーズ

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私のママがいちばん使うcookbookは、アイナ・ガーテンのです。最小限の材料で頼りになって、平日の夜にうってつけの料理をよく探している。彼女はベイキングもアイナに頼ってるの。お気に入りは『Barefoot Contessa Parties』のオレンジ・チョコレート・チャンククッキー。特にこの時期はカリフォルニアの柑橘類を使ってね — — エマ・ワルツマン、ウェブ編集アシスタント

サラ・フォーテ『The Sprouted Kitchen: A Tastier Take on Whole Foods』(Ten Speed Press)

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私のママは、サラ・フォーテの野菜を料理のメインアトラクションにしちゃうところが気に入って、『The Sprouted Kitchen』が大好き。家族のなかで私たちふたりが野菜を食べるのが大好きで、良く食べるための新しくて味わい深い方法を探していると励みになる。最近では鮭をのせた蕎麦を作った。全然残らなかったけど。種とか、ぽりぽりしてて、お腹いっぱいになる料理が好きなママには本当にヒットだった — — ゾーイ・セッサムス、Eコマース編集アシスタント

ダン・フォアラー『Savor the Moment: Entertaining Without Reservations』(Junior League of Boca Raton Inc)

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私の母のオールタイムベストは『Savor the Moment』(1999年ごろ)で、いまでもキッチンで最初に手を伸ばすのはこれ。彼女が大好きなのは「魔法のトフィー」(基本的にはトフィーとチョコにおおわれた塩クラッカー)と、エビ、トマト、フェタチーズを使ったパスタのレシピね — — サヴァンナ・ジャクソン、コミュニケーションズマネージャー

ということで、アメリカのママはオットレンギがかなり好きだってことがわかりました。

ぼく自身が選ぶベストcookbookは、また別の機会にやりたいと思ってます!

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ライター、フォトグラファー。わかさいも本舗さんのウェブサイトのコピーなど。海外の料理本を紹介するサイト「ククブク」は現在お休み中。ロン・パジェットの詩を趣味で訳してます。プロフィール画像は有田カホさんに描いていただきました。